FM-8/7/77 画面キャプチャ集(by はせりん)


本ページの各画面キャプチャについては、XM7 V1.1を使用させていただきました。
PI.さん、たけがみりうさん、いつも感謝しております。
(XM7がなかったらこんなページを作ろうという気にはなりませんでした。^^;)

2. F-BASIC 詳細編

2.1 F-BASIC V1.0 および V2.0 (FM-8) の部

F-BASIC V1.0にはマイナーバージョンがいくつか存在することが知られています。
それでは V1.03 / V1.04 / V1.05 / V1.06 の ROMイメージを元に、違いを調べてみましょう。 F-BASIC V1.0x では、&H8900番地にバージョンストリングが格納されています。
(各画像をクリックするとフルサイズの画像になります。)

0103ROM
0105ROM
0103vs0105
0104ROM
0103vs0104
0104vs0105
0106ROM-1
0105vs0106

ついでに、DISK-BASIC の日付格納領域をみてみましょう。

010xDISK2

次は、F-BASIC V2.0です。
F-BASIC V2.0は、最初に8インチ版が提供され、その後5インチ版が提供されました。
はせりんは8インチ版の実物を見たことがありません。
以下は、手元の5インチ版について調べたものです。
F-BASIC V2.0x では、&HFBA5番地にバージョンストリングが格納されています。
(ちなみに F-BASIC V3.0x (ROM版)も同じ場所に格納されています。)

0200DISK
0201DISK
0200vs0201

次に、各DISKのFILESを取ってみます。
こんだけ少ないファイルですから、FILES横表示拡張など不要です。(笑)

0200FILES
0201FILES

最後に、SYSDSK5の違いを見てみましょう。

0200SYSDSK
0201SYSDSK

それでは簡単にまとめておきます。

  版数 バージョンストリング 起動(ブートROM) 利用可能デバイス(◎は起動デバイス) 搭載機・入手方法
内容 メモリ位置 フロッピー位置 32K BUBBLE 128K BUBBLE 5" FDD 8" FDD
ROM-BASIC 1.03 0103810727 &H8900 -- BASICモード -- -- -- FM-8
1.04 0104810904 &H8900 -- BASICモード -- -- -- FM-8
1.05 0105810922 &H8900 -- BASICモード -- -- -- FM-8
1.06 0106820629 &H8900 -- BASICモード -- -- -- 不明
DISK-BASIC
(5インチ版)
V1.0 L1 81.10.31 FUJITSU,
KENJI-KUDO
&H7FE0 TRK=0, SCT=32 BASICモード -- -- MB27601/5に添付
V2.0 L0.0 0200820524 &HFBA5 TRK=6, SCT=20 5" DOSモード -- -- 市販
V2.0 L1.0 0200821225 &HFBA5 TRK=6, SCT=20 5" DOSモード -- -- 市販
DISK-BASIC
(8インチ版)
V2.0 ?? ?? ?? ?? 8" DOSモード -- MB27603に添付
BUBBLE-BASIC V2.2 ?? ?? ?? ?? BUBBLEモード -- 市販


DISK-BASICの添付ユーティリティの違いです。

  版数 SYSDSK(5) VOLCOPY(5) AUTOUTY(5)
Format System Copy Interleave
Factor
DSKINI From To Tracks
at a time
DISK-BASIC
(5インチ版)
V1.0 L1 0, 1, 2, 3 0->1, 0->0 0 必要 0->1, 1->0, 0->0 2 無し
V2.0 L0.0 1 0->1 0 不要 0->1, 1->0, 0->0 2 有り
V2.0 L1.0 0, 1, 2, 3 0->1, 0->0 0 不要 0->1, 1->0, 0->0 2 有り

解説:


2.2 F-BASIC V3.0 (FM-7/NEW7/77シリーズ/77AVシリーズ) の部

F-BASIC V3.0 には ROM版と DISK版とあり、それぞれマイナーバージョンが複数種類存在します。
しかし、例によって起動画面からはその区別はほとんどできません。
また、RS-232Cカード(あるいは日本語通信カード)を実装していたり、 FM77AV20/40以降の機種で F-BASIC V3.0 L2.1 のシステムディスクを生成し、かつ SETUP でRS-232Cを 有効にした場合、RS-232C用のバッファが確保される関係でフリーメモリが少なくなります。

030xROM
030xROMRS
030xROMJC

030xDISK
030xDISKRS
030xDISKJC

次に、F-BASIC V3.0J を起動してみましょう。とりあえず日本語通信カードなしでの起動です。

030J-1
030J-2
030J-3
030J-7

次の2枚は日本語通信カードを装着した場合です。

030J-4
030J-5

続いて、ROM-BASIC のバージョンの違いを見てみましょう。
F-BASIC V3.0x では、&HFBA5番地にバージョンストリングが格納されています。
(これは F-BASIC V2.0x と同じ番地です。)

0300ROM
0301ROM
0302ROM
0300vs0302

続いて、DISK-BASIC のバージョンの違いを見てみましょう。
F-BASIC V3.0 の各DISKバージョンでは、&H6EA3番地にバージョンストリングが格納されています。
(この辺りのアドレスは起動後はフリーエリアになってしまいますので、消えてしまうこともあります。)

3000DISK
3010DISK
3020DISK
3021DISK

それでは簡単にまとめておきます。

  版数 バージョンストリング 起動可能
モード
フォーマット
(Interleave
Factor)
FATセーブ レート システム定数 テーブル 起動
ドライブ
搭載機・入手方法
内容 メモリ位置 フロッピー位置
ROM-BASIC 3.00 0300820920 &HFBA5 -- BASICモード -- -- -- -- FM-7(前期版)
3.01 0301830331 &HFBA5 -- BASICモード -- -- -- -- FM-7(後期版)、FM-NEW7(初期ロット)
3.02 0302840301 &HFBA5 -- BASICモード -- -- -- -- FM-NEW7(初期ロット以外)、FM-77以降全て
DISK-BASIC
(5インチ版)
V3.0 L0.0 821001 &H6EA3 TRK=0, SCT=15 BASICモード サポートなし 0のみ 市販
V3.0 L1.0 830311 &H6EA3 TRK=0, SCT=15 BASICモード 17 サポートなし 0のみ 市販
V3.0 L2.0 840505 &H6EA3 TRK=0, SCT=15 BASICモード
DOSモード
17 サポートあり 0のみ 市販(FM-NEW7と同時発売)
DISK-BASIC
(3.5インチ版)
V3.0 L2.0 840505 &H6EA3 TRK=0, SCT=15 BASICモード
DOSモード
17 サポートあり 0のみ 市販
FM-77に添付
V3.3L10より生成
V3.0 L2.1 840505 &H6EA3 TRK=0, SCT=15 BASICモード
DOSモード
17 サポートあり 全ドライブ
(AV20/40
以降)
V3.3L20以降/
V3.4より生成

こうして見ると、DISK版の F-BASIC V3.0 も少しずつ、地道に改良を重ねてきていたことがわかります。
(アクセス高速化、ユーティリティ追加、システム定数テーブルの採用、起動モード非依存、任意の起動ドライブ等)
次に、システムディスク添付ソフトウェアを比較してみましょう。
F-BASIC V3.0の標準状態では見難いので、横表示拡張したFILESで表示しています。

fb3010f
fb3020n7f
fb302077f
fb302077l2f

各システムディスクの添付ファイルの違いをまとめておきます。

  版数 標準ユーティリティ SYSUTY デモ DISK
ユーティ
リティ
音声合成
ドライバ
・デモ
マウス
ドライバ
・デモ
FM音源
ライブラリ
SYSDSK
VOLCOPY
AUTOUTY
PFDEF
DFMCD
(Interleave
Factor)
MCOPY
(Tracks
at a time)
DISK-BASIC
(5インチ版)
V3.0 L0.0 -- FM-7 -- -- -- --
V3.0 L1.0 -- FM-7 -- -- -- --
V3.0 L2.0 FM-NEW7 --
DISK-BASIC
(3.5インチ版)
V3.0 L2.0
(市販版)
FM-NEW7 --
V3.0 L2.0
(FM-77添付)
FM-77 --
V3.0 L2.0
(FM-77L2添付)
FM-77L2 -- --
V3.0 L2.1 F-BASIC 3.3/3.4に添付のユーティリティを使用

解説:



3. F-BASIC V3.5 (FM-77シリーズ) の部

0350DISK
0350VERSION
0350files
035016color

いずれにしろ、この辺りまで XM7 1.1ベータ4 できちんと再現されているのは驚異的互換性と思います。
PIさん、りうさんには頭が下がります。

それでは、F-BASIC V3.5 の(というか400ラインセットの)特長とも言うべき、漢字入力を見てみましょう。
この漢字入力機能はサブシステム側で実現されており、FM-11AD2/BS以降に搭載されているものと同一仕様 になっています。

0350screen6
0350ctrlW
0350tan1
0350tan2
0350tan3
0350tan4
0350tan5
0350tan6

このように、F-BASIC V3.5 は V3.0 に400ライン表示機能を加えたと言うよりは、FM-11の F-BASIC V5.0 を(無理やり?) FM-77 に押し込んだようなスペックになっているのがわかります。 実際、F-BASIC V3.5 の内部構造も F-BASIC V4.0/V5.0 によく似ています。

次に、F-BASIC V3.x について利用可能デバイスの観点から表にまとめてみました。
  版数 起動(ブートROM) 利用可能デバイス(◎は起動デバイス) 入手方法
320KB(2D) FDD 640KB(2DD) FDD 1MB(2HD/8") FDD RAM DISK
DISK-BASIC
(5インチ版)
V3.0 L0.0 BASICモード -- -- -- 市販
V3.0 L1.0 BASICモード -- -- -- 市販
V3.0 L2.0 BASICモード
DOSモード
-- -- -- 市販
V3.0J BASICモード
DOSモード
-- -- 日本語通信カードに添付
DISK-BASIC
(3.5インチ2D版)
V3.0 L2.0 BASICモード
DOSモード
-- -- -- 市販または添付
V3.0 L2.1 BASICモード
DOSモード
-- -- -- FM77AV20/40以降に添付
V3.1 L?.? BASICモード
DOSモード
-- -- 市販
V3.5 L0.0 BASICモード
DOSモード
-- FM-77L4/400ラインセットに添付
V3.0J BASICモード
DOSモード
-- -- 日本語通信カードに添付
V3.3 L10 BASICモード
DOSモード
-- -- -- FM77AVに添付
V3.3 L11 BASICモード
DOSモード
-- -- -- アップデートサービス?
V3.3 L12 BASICモード
DOSモード
-- -- -- アップデートサービス?
V3.3 L20 BASICモード
DOSモード
-- -- 市販
V3.3 L30 BASICモード
DOSモード
-- -- 市販
DISK-BASIC
(3.5インチ2DD版)
V3.3 L20 BASICモード
DOSモード
-- -- FM77AV20に添付
V3.3 L30 BASICモード
DOSモード
-- -- FM77AV20EXに添付
V3.4 L10 BASICモード
DOSモード
-- FM77AV40に添付
V3.4 L20 BASICモード
DOSモード
-- アップデートサービス
V3.4 L20 BASICモード
DOSモード
-- FM77AV40EXに添付
V3.4 L21 BASICモード
DOSモード
-- FM77AV40SXに添付

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